ある閉ざされた雪の山荘で
2004年5月6日 読書
題名はこんなんなんだけど、実際に
主人公達が事件に遭遇する事になるのは
春。周囲にも雪なんてないペンション。
何でかと言うと、登場人物は全員ある
劇に出演することになった役者達で
その劇が雪に閉ざされた山荘で殺人事件に
遭遇するっていうもの。
その劇の予行練習のためにペンションからは
一歩も出てはいけない。外部に電話で連絡をとってもいけないと
指示された。その指示を忠実に守っている中で殺人が…。
というお話。
いやはや、やってくれますね。読んでいて何よりもイライラ
ドキドキするのは、作中の登場人物達が皆殺人を
「これからの劇のための予行練習だ」と思っているところ。
それに、最初に書いたような『設定』だけぱっと目にすると
「こんな非現実的な設定?」と思ってしまうんだけど
読み進めて行くと何故かそれが不自然とは思えなくなってしまう。
私は案外暗示に弱い性格してるんだなぁ(自爆)。
登場人物は皆個性豊かで、特に主人公がだいぶアクの強い性格を
してる。部分部分でこの主人公の一人称で書かれているから
この主人公に好意とか好奇心が持てるかがある意味この作品の
分かれ道なのかも知れない(苦笑)。
主人公達が事件に遭遇する事になるのは
春。周囲にも雪なんてないペンション。
何でかと言うと、登場人物は全員ある
劇に出演することになった役者達で
その劇が雪に閉ざされた山荘で殺人事件に
遭遇するっていうもの。
その劇の予行練習のためにペンションからは
一歩も出てはいけない。外部に電話で連絡をとってもいけないと
指示された。その指示を忠実に守っている中で殺人が…。
というお話。
いやはや、やってくれますね。読んでいて何よりもイライラ
ドキドキするのは、作中の登場人物達が皆殺人を
「これからの劇のための予行練習だ」と思っているところ。
それに、最初に書いたような『設定』だけぱっと目にすると
「こんな非現実的な設定?」と思ってしまうんだけど
読み進めて行くと何故かそれが不自然とは思えなくなってしまう。
私は案外暗示に弱い性格してるんだなぁ(自爆)。
登場人物は皆個性豊かで、特に主人公がだいぶアクの強い性格を
してる。部分部分でこの主人公の一人称で書かれているから
この主人公に好意とか好奇心が持てるかがある意味この作品の
分かれ道なのかも知れない(苦笑)。
DEATH NOTE 1
2004年5月4日 読書
今、ジャンプではまっている漫画その2。
小畑さんの絵の綺麗さも理由の1つだけど
やっぱりストーリーが面白い!
主人公の月(ライト)が拾ったノートは
死神のアイテム、デスノート。その人の顔を
思い浮かべながら名前を書くだけで人を
殺す事ができる。それを知った月は世界中の犯罪者達を殺して
悪人のいない世界を作り、自分はその世界の神として
君臨しようとする…という、ジャンプにしてはダークなお話(笑)。
ジャンルとしてはミステリーなのか、それともある意味
ファンタジーなのか…微妙なところ。
犯人と探偵が存在して、犯人が主人公で話が展開していくあたり
ちょっと変わってるかも?
見所はやっぱり、警察や探偵の犯罪捜査の手を月がいかにして
かいくぐるか。今のところノートで人が殺せるっていうことは
警察にもばれてないんだけど、少しずつ月の周囲に
犯罪者連続殺人事件の捜査の手が迫っているから、それを
どんな風に振り切るか。あれやこれやといろんな手を使い出す
月と警察の騙し合いというか、化かし合いというか。
そんなところがすごく楽しんで読める。
続きがすごく楽しみになる漫画です。
小畑さんの絵の綺麗さも理由の1つだけど
やっぱりストーリーが面白い!
主人公の月(ライト)が拾ったノートは
死神のアイテム、デスノート。その人の顔を
思い浮かべながら名前を書くだけで人を
殺す事ができる。それを知った月は世界中の犯罪者達を殺して
悪人のいない世界を作り、自分はその世界の神として
君臨しようとする…という、ジャンプにしてはダークなお話(笑)。
ジャンルとしてはミステリーなのか、それともある意味
ファンタジーなのか…微妙なところ。
犯人と探偵が存在して、犯人が主人公で話が展開していくあたり
ちょっと変わってるかも?
見所はやっぱり、警察や探偵の犯罪捜査の手を月がいかにして
かいくぐるか。今のところノートで人が殺せるっていうことは
警察にもばれてないんだけど、少しずつ月の周囲に
犯罪者連続殺人事件の捜査の手が迫っているから、それを
どんな風に振り切るか。あれやこれやといろんな手を使い出す
月と警察の騙し合いというか、化かし合いというか。
そんなところがすごく楽しんで読める。
続きがすごく楽しみになる漫画です。
本屋に再度赴いたら並んでた!
きっちり買って来てしまったとも。
だってジャンプで久しぶりにはまった
漫画なんだもん。
とにかくセリフギャグが面白いんだよなぁ。
「騒ぐんじゃねーよ とりあえず落ち着いて
タイムマシンを探せ」
「レジも打てねぇ店員なんて炒飯作れねぇ母ちゃんくらい
いらねーもんな」
「チッチッチ おいでワンちゃん酢昆布あげるヨ」等々。
読み切りの時から好きだったけど、何だか独特なんだよな
この人の世界観って。絵はジャンプの中では上手い方でも
ないと思うんだけど…下手ウマって言うかなんて言うか。
ギャグ一辺倒じゃなくて随所に含まれてる説教もまた
味があってすごく好き。
…オヤジ臭いって友人には言われるんだけど、そうなのか。
きっちり買って来てしまったとも。
だってジャンプで久しぶりにはまった
漫画なんだもん。
とにかくセリフギャグが面白いんだよなぁ。
「騒ぐんじゃねーよ とりあえず落ち着いて
タイムマシンを探せ」
「レジも打てねぇ店員なんて炒飯作れねぇ母ちゃんくらい
いらねーもんな」
「チッチッチ おいでワンちゃん酢昆布あげるヨ」等々。
読み切りの時から好きだったけど、何だか独特なんだよな
この人の世界観って。絵はジャンプの中では上手い方でも
ないと思うんだけど…下手ウマって言うかなんて言うか。
ギャグ一辺倒じゃなくて随所に含まれてる説教もまた
味があってすごく好き。
…オヤジ臭いって友人には言われるんだけど、そうなのか。
『どちらかが彼女を殺した』で
すっかり東野圭吾の犯人当てモノに
はまってしまった私(笑)。
図書館で見つけたので借りてきてしまった。
…ちょっと後味悪い。読むんじゃなかった。
近親相姦ネタは私は受け入れられないと
痛感。最初の章だけでもういっぱいいっぱいになるとこだったよ。
最初を切り抜けたら後は何とか頑張って読めたけど
『どちらかが〜』で感じたようなすらすら読めました感は
微塵もなし。ネタが悪かったのか、それともころころ変わる
視点のせいだろうか。3人のキャラが一人称で書くっていうのは
面白いんだけど…読んでて疲れる。
『どちらかが〜』の終盤にあった緊迫感も
(これはシチュエーションの問題なんだけど)ないし、終わり方も
こっちはかなり微妙だし…。
あくまで個人的な印象なんだけど、やっぱり『どちらかが〜』の方が
全体的に上の気がしたなぁ。うん。
別に『私が彼を〜』がつまらないわけではないんだけど。
すっかり東野圭吾の犯人当てモノに
はまってしまった私(笑)。
図書館で見つけたので借りてきてしまった。
…ちょっと後味悪い。読むんじゃなかった。
近親相姦ネタは私は受け入れられないと
痛感。最初の章だけでもういっぱいいっぱいになるとこだったよ。
最初を切り抜けたら後は何とか頑張って読めたけど
『どちらかが〜』で感じたようなすらすら読めました感は
微塵もなし。ネタが悪かったのか、それともころころ変わる
視点のせいだろうか。3人のキャラが一人称で書くっていうのは
面白いんだけど…読んでて疲れる。
『どちらかが〜』の終盤にあった緊迫感も
(これはシチュエーションの問題なんだけど)ないし、終わり方も
こっちはかなり微妙だし…。
あくまで個人的な印象なんだけど、やっぱり『どちらかが〜』の方が
全体的に上の気がしたなぁ。うん。
別に『私が彼を〜』がつまらないわけではないんだけど。
どちらかが彼女を殺した
2004年4月13日 読書
すごい。何がって
読み始めたその日に
一気に読んじゃった。
止まらないわー、これ。
本屋でぱっと見た時に
タイトルがあまりに
衝撃的で「うわー、これ絶対読みたい。
読まなきゃ」って感じで勢いで買ってしまったんだけど、大正解。
読んでて1個だけ気になったんだけど、いくら警察の
人間だからって、交通課の主人公がまだ現場検証されてない
殺人現場の物証を勝手に持って来ていいの?
確かにまだ殺人とは断定されてなかったけど、それって
現場を混乱させる大問題な行動じゃないの??
そこだけどうしても気になって気になって。
でも、この本の一番すごいところって作中で犯人の名前が
明記されないところだと思う。容疑者は出てくるけど
そのうち誰が犯人なのかは分からない、っていう…。
ヒントはところどころに出てるから、じっくり考えれば
答えは出てくるんだけどね。
私は読み直して読み直してどうしてもこんがらがって
表にまとめてやっと分かったけど(汗)。
読み始めたその日に
一気に読んじゃった。
止まらないわー、これ。
本屋でぱっと見た時に
タイトルがあまりに
衝撃的で「うわー、これ絶対読みたい。
読まなきゃ」って感じで勢いで買ってしまったんだけど、大正解。
読んでて1個だけ気になったんだけど、いくら警察の
人間だからって、交通課の主人公がまだ現場検証されてない
殺人現場の物証を勝手に持って来ていいの?
確かにまだ殺人とは断定されてなかったけど、それって
現場を混乱させる大問題な行動じゃないの??
そこだけどうしても気になって気になって。
でも、この本の一番すごいところって作中で犯人の名前が
明記されないところだと思う。容疑者は出てくるけど
そのうち誰が犯人なのかは分からない、っていう…。
ヒントはところどころに出てるから、じっくり考えれば
答えは出てくるんだけどね。
私は読み直して読み直してどうしてもこんがらがって
表にまとめてやっと分かったけど(汗)。
最近友人のアパートに
置いてあったのを
見せてもらったために
ものすごいマイブームに
なってます。
何て言うか、少年漫画の王道って感じ。
絶対勝てないような強敵に立ち向かう主人公とその仲間、ほぼ必ず
捕まってピンチにおちいるヒロイン、一度は死を覚悟しながらも
最後は必ず大逆転、完全勝利、みたいな…。
ワンパターンっちゃぁワンパターンですよ。だけど
ワンパターンなんだけどなぜかはまって読み進めてしまう。
「いちいち叫ばれる必殺技名」とか「行方不明の姉がいる」とか
いかにも王道って感じの設定もてんこもりだし(笑)。
最後、いかにも「打ち切りですよ」って感じで微妙な
終わり方しちゃったのがすごく残念。
今年は映画化もしたし、映画の続編をひとまずは
楽しみにしてます。
置いてあったのを
見せてもらったために
ものすごいマイブームに
なってます。
何て言うか、少年漫画の王道って感じ。
絶対勝てないような強敵に立ち向かう主人公とその仲間、ほぼ必ず
捕まってピンチにおちいるヒロイン、一度は死を覚悟しながらも
最後は必ず大逆転、完全勝利、みたいな…。
ワンパターンっちゃぁワンパターンですよ。だけど
ワンパターンなんだけどなぜかはまって読み進めてしまう。
「いちいち叫ばれる必殺技名」とか「行方不明の姉がいる」とか
いかにも王道って感じの設定もてんこもりだし(笑)。
最後、いかにも「打ち切りですよ」って感じで微妙な
終わり方しちゃったのがすごく残念。
今年は映画化もしたし、映画の続編をひとまずは
楽しみにしてます。
図書館で見つけた時に
「へー、ホームズの
『緋色の研究』にひっかけた
題名だな?」と気になって
思わず借りてきてしまった。
有栖川有栖の長編。
……………。
やーらーれーたー!!と思わず叫ぶところだった。
エレベーターを使ったトリックが分かったので
「ああ、コナンに似たようなのあったなぁ(どっちが先かは
よく知らないけど)。これぐらいなら何とか私でも
分かるな」などと密かに誇らしく思いながら読み進めて行ったら…。
くそう、きっと私みたいな読者が有栖川先生に真っ先に
「ひっかかったひっかかった」と笑われるのね(悔)。
作品の途中途中に出てくる太陽信仰論については
興味深く読める人と「正直どうでもいいから早く話進めてー」と
思う人と両方いるんだろう、きっと。私が後者だったことは
否定できない…部分によっては思わずじっくり
読んでしまったんだけど。何か事件のヒントが隠されてるのかと
思ったもので…。
「へー、ホームズの
『緋色の研究』にひっかけた
題名だな?」と気になって
思わず借りてきてしまった。
有栖川有栖の長編。
……………。
やーらーれーたー!!と思わず叫ぶところだった。
エレベーターを使ったトリックが分かったので
「ああ、コナンに似たようなのあったなぁ(どっちが先かは
よく知らないけど)。これぐらいなら何とか私でも
分かるな」などと密かに誇らしく思いながら読み進めて行ったら…。
くそう、きっと私みたいな読者が有栖川先生に真っ先に
「ひっかかったひっかかった」と笑われるのね(悔)。
作品の途中途中に出てくる太陽信仰論については
興味深く読める人と「正直どうでもいいから早く話進めてー」と
思う人と両方いるんだろう、きっと。私が後者だったことは
否定できない…部分によっては思わずじっくり
読んでしまったんだけど。何か事件のヒントが隠されてるのかと
思ったもので…。
学校で友人に「有栖川有栖は
結構面白いから読んでみなよ」
と薦められて、それではと
友人から一冊借りる事に。
それがこの本。
短編集だったからさらさら読めて
すっごく読みやすかったー。
私が一番気に入ったのは、やっぱり表題にもなってる
『ロシア紅茶の謎』かな。事件の推理をするために
関係者全員に昨日の通りにパーティーをやってもらう、
という寸劇のようなシーンがすごく滑稽。
火村助教授は冷静でかっこいいし、有栖川有栖さんの
一人称で書かれている心境や関西弁の語り口調も
親しみやすい。作者本人がモデルかどうかは分からないけど
いいキャラクターですね(笑)。
作者さん本人が結構遊び心のある人なんだろうなぁ、
綾辻さんの館シリーズをもじったようなタイトルの
短編とかも収録されてるあたりから考えても。
結構面白いから読んでみなよ」
と薦められて、それではと
友人から一冊借りる事に。
それがこの本。
短編集だったからさらさら読めて
すっごく読みやすかったー。
私が一番気に入ったのは、やっぱり表題にもなってる
『ロシア紅茶の謎』かな。事件の推理をするために
関係者全員に昨日の通りにパーティーをやってもらう、
という寸劇のようなシーンがすごく滑稽。
火村助教授は冷静でかっこいいし、有栖川有栖さんの
一人称で書かれている心境や関西弁の語り口調も
親しみやすい。作者本人がモデルかどうかは分からないけど
いいキャラクターですね(笑)。
作者さん本人が結構遊び心のある人なんだろうなぁ、
綾辻さんの館シリーズをもじったようなタイトルの
短編とかも収録されてるあたりから考えても。
私の代好きな作家さん、
森博嗣さんの短編集。
んー、どうやら私は
コンピューターばりばりの
SF的作品はあんまり好きじゃないよう。
ミステリーでそれをやられると
落ちになっても「ふーん」って
思えちゃう。ま、近未来ならどういう落ちでもつけられるわな、と。
私自身がそういうサイバータウンとかをイメージできない
せいでもあるんだけど(苦笑)。
これに収録されてる短編の中では、私はダントツに
「赤いドレスのメアリィ」と「探偵の孤影」が好き。
2つとも落ちがどこか物悲しいけど、そこに辿り着くまでの
ストーリーと落ちの物悲しさがすごくマッチしてると思う。
特に「赤いドレスのメアリィ」は『本名も住んでいるところも
分からない謎の老婆が真っ赤なドレスを着て毎日バスの
待合所に朝から晩までいる』っていう設定からすごく
惹かれた。やっぱり最初にぱっと示される謎が魅力的だと
最後まで夢中になって読めるなぁ。
森博嗣さんの短編集。
んー、どうやら私は
コンピューターばりばりの
SF的作品はあんまり好きじゃないよう。
ミステリーでそれをやられると
落ちになっても「ふーん」って
思えちゃう。ま、近未来ならどういう落ちでもつけられるわな、と。
私自身がそういうサイバータウンとかをイメージできない
せいでもあるんだけど(苦笑)。
これに収録されてる短編の中では、私はダントツに
「赤いドレスのメアリィ」と「探偵の孤影」が好き。
2つとも落ちがどこか物悲しいけど、そこに辿り着くまでの
ストーリーと落ちの物悲しさがすごくマッチしてると思う。
特に「赤いドレスのメアリィ」は『本名も住んでいるところも
分からない謎の老婆が真っ赤なドレスを着て毎日バスの
待合所に朝から晩までいる』っていう設定からすごく
惹かれた。やっぱり最初にぱっと示される謎が魅力的だと
最後まで夢中になって読めるなぁ。
野村萬斎さん主演で
映画化されたことでおなじみ、
「陰陽師」シリーズ。
映画では悪役との対決が
メインになってたけど、本のほうは
全く違います。長編じゃなくて短編集だしね。
毎回毎回いろんな人の依頼を受けて、人や物にとり憑いた
鬼をおはらいしたり、探し物をしたり。そうかと思うと
逆に鬼の味方になって彼らを助けちゃう回なんかも
あったりして。
涼しげな顔でいろんなことをこなしてしまう
晴明と、それを助けたり見てるだけだったりだけど
晴明を深い根底の所から支えているであろう親友・博雅。
いいコンビだなぁと読んでいてつくづく思う。
人の命の儚さや鬼の恐ろしさと哀しさについて語らいながら
酒を飲む彼らに私も混ぜてもらいたい…。
ちなみに、「龍笛ノ巻」の中で私が一番好きな話は
「首」。ホラーなんだけど、でもやっぱり作中で博雅が語る通り
どこか哀しい。愛しいとはちょっと思えないけど(苦笑)。
新登場の賀茂保憲さんのキャラも注目(笑)。
映画化されたことでおなじみ、
「陰陽師」シリーズ。
映画では悪役との対決が
メインになってたけど、本のほうは
全く違います。長編じゃなくて短編集だしね。
毎回毎回いろんな人の依頼を受けて、人や物にとり憑いた
鬼をおはらいしたり、探し物をしたり。そうかと思うと
逆に鬼の味方になって彼らを助けちゃう回なんかも
あったりして。
涼しげな顔でいろんなことをこなしてしまう
晴明と、それを助けたり見てるだけだったりだけど
晴明を深い根底の所から支えているであろう親友・博雅。
いいコンビだなぁと読んでいてつくづく思う。
人の命の儚さや鬼の恐ろしさと哀しさについて語らいながら
酒を飲む彼らに私も混ぜてもらいたい…。
ちなみに、「龍笛ノ巻」の中で私が一番好きな話は
「首」。ホラーなんだけど、でもやっぱり作中で博雅が語る通り
どこか哀しい。愛しいとはちょっと思えないけど(苦笑)。
新登場の賀茂保憲さんのキャラも注目(笑)。
と、言う訳でレビューに挑戦。
シリーズ2作目。
前作『女王の百年密室』で登場した
サエバ・ミチルとロイディのペアが
足跡の残らない密室殺人に挑む作品。
…という作品なんだけど、推理物としてはかなり
読者を選ぶ作品なのかも。設定が近未来だから当然
現代の常識で犯人を探そうとするとどうしてもつっかかるわけで。
解答が提示されても「そんなんアリ!?」と思わず
言いたくなってしまう人も多いはず。
フェアかアンフェアか、って言われたら…ぎりぎりフェアくらい?
一応読者にはヒントらしき物は与えられるしね…。
文中の中には、ところどころ独特な哲学のような文章も
主人公、ミチルの語りとして登場。推理とは関係はないけど
そっちも読む価値あり。
以上、初レビューでした。
シリーズ2作目。
前作『女王の百年密室』で登場した
サエバ・ミチルとロイディのペアが
足跡の残らない密室殺人に挑む作品。
…という作品なんだけど、推理物としてはかなり
読者を選ぶ作品なのかも。設定が近未来だから当然
現代の常識で犯人を探そうとするとどうしてもつっかかるわけで。
解答が提示されても「そんなんアリ!?」と思わず
言いたくなってしまう人も多いはず。
フェアかアンフェアか、って言われたら…ぎりぎりフェアくらい?
一応読者にはヒントらしき物は与えられるしね…。
文中の中には、ところどころ独特な哲学のような文章も
主人公、ミチルの語りとして登場。推理とは関係はないけど
そっちも読む価値あり。
以上、初レビューでした。