実は前々から図書館で目にしては
いたんだけど、森博嗣さんにしては
表紙がポップだなぁと思ってちょっと
敬遠してた作品をとうとう今回
手に取って読んでみた。
うーん、確かにぱっと見、森博嗣さんにしては
変わった雰囲気。
一部のキャラの一人称の文章とかも今まで私が読んだ
作品にはなかった軽いテンポなんだけど、森さんの作品に多い
各キャラクターの哲学的な考えがあんまり現れない。
いや、哲学的文章は出てくるんだけど、それが誰の物なのか
分からないように書かれている点が変わってるのか。
カップラーメンを食べる助手とか、パチンコする教授とか、
何気ない生活の中でそのキャラの個性や考え方をさりげなく
提示してくるのは上手いなーと思う。
思いっきりひっかけにひっかかり、更に今回はトリックに
気付いてから最初から読み直しても物語に疑問が浮かぶ部分がなく
「ああ、そういうことだったのか!」と綺麗に納得できたので
個人的には非常に満足。殺人事件に相応しくないほど作中の
雰囲気が軽いテンポでぽんぽんと進んで行くのも気持ちいい。
あと、とてもポップな絵も凄く素敵。各キャラの章でキャラの
ミニイラストが出てくるのがいい感じ。
今作品では基本的にキャラのあだ名が各章のタイトルになってるので
ミニイラストはあだ名とキャラを結びつけるのに分かりやすかった。
生と死の境目、錆びた剃刀、生まれた時から泣いている。
SMシリーズやVシリーズの文庫版おまけしおりに書かれた詩のような
森博嗣ワールドの素敵な文章がたくさん。
森さんの根底にあることは「すべてがFになる」からずっと
変わっていないのかなぁ。
いたんだけど、森博嗣さんにしては
表紙がポップだなぁと思ってちょっと
敬遠してた作品をとうとう今回
手に取って読んでみた。
うーん、確かにぱっと見、森博嗣さんにしては
変わった雰囲気。
一部のキャラの一人称の文章とかも今まで私が読んだ
作品にはなかった軽いテンポなんだけど、森さんの作品に多い
各キャラクターの哲学的な考えがあんまり現れない。
いや、哲学的文章は出てくるんだけど、それが誰の物なのか
分からないように書かれている点が変わってるのか。
カップラーメンを食べる助手とか、パチンコする教授とか、
何気ない生活の中でそのキャラの個性や考え方をさりげなく
提示してくるのは上手いなーと思う。
思いっきりひっかけにひっかかり、更に今回はトリックに
気付いてから最初から読み直しても物語に疑問が浮かぶ部分がなく
「ああ、そういうことだったのか!」と綺麗に納得できたので
個人的には非常に満足。殺人事件に相応しくないほど作中の
雰囲気が軽いテンポでぽんぽんと進んで行くのも気持ちいい。
あと、とてもポップな絵も凄く素敵。各キャラの章でキャラの
ミニイラストが出てくるのがいい感じ。
今作品では基本的にキャラのあだ名が各章のタイトルになってるので
ミニイラストはあだ名とキャラを結びつけるのに分かりやすかった。
生と死の境目、錆びた剃刀、生まれた時から泣いている。
SMシリーズやVシリーズの文庫版おまけしおりに書かれた詩のような
森博嗣ワールドの素敵な文章がたくさん。
森さんの根底にあることは「すべてがFになる」からずっと
変わっていないのかなぁ。
どんと来い、超常現象
2004年7月16日 読書
テレビドラマ「トリック」で
阿部寛さんが演じている上田次郎教授が
書いたという設定の本。
ドラマ内でのいろいろな事件を
上田教授の視点から描いた話や
上田教授の子供の頃の話があって
とても面白い。
もう、読んでいて大爆笑の嵐。トリックのドラマの中でも
上田教授のキャラは充分に面白かったけど、こうやって本に
されるとさらにキャラが際立つ〜。
子供の頃から自信過剰だった話とか、ドラマの中で恐怖で
気絶していたシーンを「馬鹿馬鹿しいのでその場で仮眠した」と
書いてあるとか、いかにも上田らしい文章。
途中でさりげなく若かりし頃の上田教授(本当は阿部寛さん)の
写真があるのも笑える。
さらに後書き対談で地味に山田奈緒子も出演してるし。
この2人はあの事件の時あんなことを考えていたのかー、と
苦笑したり大笑いしたり。トリックのファンにはたまらない
1冊だと思った。
久しぶりにまたトリックシリーズが観たくなってしまったよ〜。
阿部寛さんが演じている上田次郎教授が
書いたという設定の本。
ドラマ内でのいろいろな事件を
上田教授の視点から描いた話や
上田教授の子供の頃の話があって
とても面白い。
もう、読んでいて大爆笑の嵐。トリックのドラマの中でも
上田教授のキャラは充分に面白かったけど、こうやって本に
されるとさらにキャラが際立つ〜。
子供の頃から自信過剰だった話とか、ドラマの中で恐怖で
気絶していたシーンを「馬鹿馬鹿しいのでその場で仮眠した」と
書いてあるとか、いかにも上田らしい文章。
途中でさりげなく若かりし頃の上田教授(本当は阿部寛さん)の
写真があるのも笑える。
さらに後書き対談で地味に山田奈緒子も出演してるし。
この2人はあの事件の時あんなことを考えていたのかー、と
苦笑したり大笑いしたり。トリックのファンにはたまらない
1冊だと思った。
久しぶりにまたトリックシリーズが観たくなってしまったよ〜。
表紙が一瞬すごく無気味に見えて
それで何となく手に取ってみた。
タイトルもちょっと謎かけっぽく
なってたし、気になって。
相変わらず謎解きには直接関係のない
地域ネタや伝承ネタがいっぱい出て来て
そういうのが微妙にうざったく感じられてしまう私はさりげなく
流し読みとかしてしまった部分もあったんだけど(マテ)
いろんなところに散りばめられた『人魚』というキーワードに
ドキドキした。『人魚』というキーワードが登場人物の口から
出るたび、こいつが犯人では?と疑ってみたり。
そうしたら意外な人物が犯人なんだもんなー。
もう、全くのノーマークだったからびっくりしましたとも。
あと、サブリミナルが殺人手段の1つとして使われてるのも
ちょっと「おー」と思った。そういう方法が出てくる本は
読んだことないなぁ、と。この作品の中では結構効果的に
使われてたんじゃないかな、というのが個人的感想。
被害者も映画関係者だし。
推理とはあんまり関係ないシーンなんだけど、すごく心に残ったのが
主人公、有栖川有栖が友人が殺害された現場に赴いた時、
心の中で被害者に親友・火村を紹介するシーン。
何だかジーンと来てしまった。
この作品の中で一番の名シーンじゃないかな、と思う。
それで何となく手に取ってみた。
タイトルもちょっと謎かけっぽく
なってたし、気になって。
相変わらず謎解きには直接関係のない
地域ネタや伝承ネタがいっぱい出て来て
そういうのが微妙にうざったく感じられてしまう私はさりげなく
流し読みとかしてしまった部分もあったんだけど(マテ)
いろんなところに散りばめられた『人魚』というキーワードに
ドキドキした。『人魚』というキーワードが登場人物の口から
出るたび、こいつが犯人では?と疑ってみたり。
そうしたら意外な人物が犯人なんだもんなー。
もう、全くのノーマークだったからびっくりしましたとも。
あと、サブリミナルが殺人手段の1つとして使われてるのも
ちょっと「おー」と思った。そういう方法が出てくる本は
読んだことないなぁ、と。この作品の中では結構効果的に
使われてたんじゃないかな、というのが個人的感想。
被害者も映画関係者だし。
推理とはあんまり関係ないシーンなんだけど、すごく心に残ったのが
主人公、有栖川有栖が友人が殺害された現場に赴いた時、
心の中で被害者に親友・火村を紹介するシーン。
何だかジーンと来てしまった。
この作品の中で一番の名シーンじゃないかな、と思う。
今日本屋へ行って買って来てしまった。
相変わらず微妙な表紙だなあ(笑)。
そして背表紙の新八が小学生くらいに
見えてしまう(マテ)。
2巻でも相変わらずセリフギャグが
好調な上、糖尿病な主人公銀さんの
珍しいシリアスな一面も見れたりしてなかなか見応えがありました。
あと、個人的にすっごく嬉しかったのがこの『銀魂』の連載が
始まる前にジャンプに掲載された読みきり作品『しろくろ』が
収録されてたこと。1巻にも同じく読みきり作品
『だんでらいおん』が収録されてたけど、私が空知先生の
作品の中で一番好きなのは『しろくろ』なんだよなぁ。
もちろん『銀魂』も好きだけどね。
しかしどんなことを考えながら描いたら
「ケツ毛ごと愛します」とか
「ママ、聞きました?今の。僕らの合作は今あんな感じ。
ゴールの見えない反抗期に僕はもうリタイア寸前」とか
「今まさにデッドオアアライブをさまよう患者さんだって
いるんだよ!」とかいうセリフが思い浮かぶんだろうかとか
ちょっと考えてみる。…やっぱり味だなあ。
相変わらず微妙な表紙だなあ(笑)。
そして背表紙の新八が小学生くらいに
見えてしまう(マテ)。
2巻でも相変わらずセリフギャグが
好調な上、糖尿病な主人公銀さんの
珍しいシリアスな一面も見れたりしてなかなか見応えがありました。
あと、個人的にすっごく嬉しかったのがこの『銀魂』の連載が
始まる前にジャンプに掲載された読みきり作品『しろくろ』が
収録されてたこと。1巻にも同じく読みきり作品
『だんでらいおん』が収録されてたけど、私が空知先生の
作品の中で一番好きなのは『しろくろ』なんだよなぁ。
もちろん『銀魂』も好きだけどね。
しかしどんなことを考えながら描いたら
「ケツ毛ごと愛します」とか
「ママ、聞きました?今の。僕らの合作は今あんな感じ。
ゴールの見えない反抗期に僕はもうリタイア寸前」とか
「今まさにデッドオアアライブをさまよう患者さんだって
いるんだよ!」とかいうセリフが思い浮かぶんだろうかとか
ちょっと考えてみる。…やっぱり味だなあ。
アルフィーの一員、坂崎さんの書いた本。
坂崎さんがひょんなことから
飼う事になった野良猫達のお話。
車の前に飛び出して来たのが
はじまりだったり、雨どいに落ちたのを
助けたりといろんなところに野良猫との
出会いが散らばっていて、微笑ましいんだけど
それだけ野良猫が多いんだなーって何だかちょっと複雑になる。
本の中には、ボランティアで野良猫に去勢・避妊手術を受けさせて
子供を産まないようにした上でえさをあげて管理してる
人達の話や、野良猫でも分け隔てなく診察してくれる
獣医さんの話なんかもあって心温まる一方、子猫が毒入りの
えさで殺されてしまった話や猫エイズで苦しむ猫の話とかも
あって、野良猫がどれだけ大変な境遇でくらしているか
よく分かる。そういう猫達への愛情とか、安易に子猫を捨てる
人達への怒りとかが感じられるすごくいい本。
うちの猫も元は野良猫だから、坂崎さんの気持ちがよく分かった。
猫が好きな人も、野良猫に頭を悩まされている人も
是非読んで欲しい。きっと野良猫に対する考え方が変わるはず。
坂崎さんがひょんなことから
飼う事になった野良猫達のお話。
車の前に飛び出して来たのが
はじまりだったり、雨どいに落ちたのを
助けたりといろんなところに野良猫との
出会いが散らばっていて、微笑ましいんだけど
それだけ野良猫が多いんだなーって何だかちょっと複雑になる。
本の中には、ボランティアで野良猫に去勢・避妊手術を受けさせて
子供を産まないようにした上でえさをあげて管理してる
人達の話や、野良猫でも分け隔てなく診察してくれる
獣医さんの話なんかもあって心温まる一方、子猫が毒入りの
えさで殺されてしまった話や猫エイズで苦しむ猫の話とかも
あって、野良猫がどれだけ大変な境遇でくらしているか
よく分かる。そういう猫達への愛情とか、安易に子猫を捨てる
人達への怒りとかが感じられるすごくいい本。
うちの猫も元は野良猫だから、坂崎さんの気持ちがよく分かった。
猫が好きな人も、野良猫に頭を悩まされている人も
是非読んで欲しい。きっと野良猫に対する考え方が変わるはず。
そして二人だけになった
2004年6月30日 読書
森博嗣さんはいつも副題まで
ちゃんと考えてつけて物語に
からめてくるところが凄いよな〜。
(注:ネタバレ)
うーん、正直ちょっとこれは
最後まで読んでも理解出来なかった…。
複雑に絡み合い過ぎ。難し過ぎ。
どこかで根本的に勘違いしているのだろうか。
だって、いくら何でも周囲が不審に思うじゃん。
「そこのお二人さん」っていうセリフは女医がいたことで
巧妙にカバーされているけど。でも二人が別々の部屋に分かれて
行動してたことはどう説明するんだろうとか、まさか男が
口紅塗ってたんかいとか(これは正直どうでもいいけど)、
「彼は私が落とします宣言」を本人に向かってするのかとか
微妙な細かいところがひっかかって結末に納得できない。
そういうところまで全部カバーしてあの落ちなら「おー!」と
思えるのに。残念だなぁ。
何回か読み直したけど、偽結論の決め手にされたあの振り子の
角度が未だに分からない…。どこかに挿絵付きで解説してる
ファンページとかないんだろうか。
文系人間(しかもバカ)には難しいトリックです(自爆)。
ちゃんと考えてつけて物語に
からめてくるところが凄いよな〜。
(注:ネタバレ)
うーん、正直ちょっとこれは
最後まで読んでも理解出来なかった…。
複雑に絡み合い過ぎ。難し過ぎ。
どこかで根本的に勘違いしているのだろうか。
だって、いくら何でも周囲が不審に思うじゃん。
「そこのお二人さん」っていうセリフは女医がいたことで
巧妙にカバーされているけど。でも二人が別々の部屋に分かれて
行動してたことはどう説明するんだろうとか、まさか男が
口紅塗ってたんかいとか(これは正直どうでもいいけど)、
「彼は私が落とします宣言」を本人に向かってするのかとか
微妙な細かいところがひっかかって結末に納得できない。
そういうところまで全部カバーしてあの落ちなら「おー!」と
思えるのに。残念だなぁ。
何回か読み直したけど、偽結論の決め手にされたあの振り子の
角度が未だに分からない…。どこかに挿絵付きで解説してる
ファンページとかないんだろうか。
文系人間(しかもバカ)には難しいトリックです(自爆)。
別に6巻じゃなくてもよかったんだけど
画像が6巻しかなかったので(笑)。
「西遊記」のパロディ?と言うか
何と言うか。三蔵法師が銃撃つわ
猪八戒がハンサムお兄さんだわと
独特の世界観があるストーリーだけど
読み出すと面白いのだ、これが。
最初は「へー、かっこいい絵だなー」程度で読み始めたんだけど。
6巻は特に悟空の真の姿が見れたり、4人の普段は見せない
信頼や友情が見れたり、見所盛りだくさんって感じ。
4人のはちゃめちゃでアウトローな進み方(生き方?)が
何か笑えるし、気持ちいい。
あと、個人的に気に入ってるのが「ジープ」(笑)。
白龍モードの時の鳴き声とかがすっごくかわいいし
一生懸命砂漠を走ってるところなんか「あー、健気だなぁ」とか
思ってしまう…1匹欲しいなぁとかね(マテ)。
7巻までしか読んだことがないんだけど、どうやらもっとずっと
先まで出ているらしい…是非読みたい!
画像が6巻しかなかったので(笑)。
「西遊記」のパロディ?と言うか
何と言うか。三蔵法師が銃撃つわ
猪八戒がハンサムお兄さんだわと
独特の世界観があるストーリーだけど
読み出すと面白いのだ、これが。
最初は「へー、かっこいい絵だなー」程度で読み始めたんだけど。
6巻は特に悟空の真の姿が見れたり、4人の普段は見せない
信頼や友情が見れたり、見所盛りだくさんって感じ。
4人のはちゃめちゃでアウトローな進み方(生き方?)が
何か笑えるし、気持ちいい。
あと、個人的に気に入ってるのが「ジープ」(笑)。
白龍モードの時の鳴き声とかがすっごくかわいいし
一生懸命砂漠を走ってるところなんか「あー、健気だなぁ」とか
思ってしまう…1匹欲しいなぁとかね(マテ)。
7巻までしか読んだことがないんだけど、どうやらもっとずっと
先まで出ているらしい…是非読みたい!
『名探偵の掟』の続編?の作品。
世界観が繋がっているわけではなく
登場キャラが一緒というのも
ちょっと違うような気がするんだけど
でも、シリーズ物らしい。
読んで行くと「ああ、こういう風に
繋がってるんだー」とちょっと感心できるかな。
図書館で本を探していた『私』は、いつのまにか別の世界へ
迷い込んでしまう。そこで『私』は『名探偵・天下一』と呼ばれ
さまざまな事件に巻き込まれて行くが、その世界は
本格推理の存在しない世界だった!…という作品。
いや、正直これだけ読んでも分からないと思うけど(苦笑)。
前作『名探偵の掟』と一緒に実際に読んでいただきたいと思う。
街に秘められていた謎は正直意外で、驚かされた。
次々起こる事件も、ありがちな事件ながら充分に楽しめる物だし。
あとは、最初の方で登場する「WHO DONE IT?」の文の
意図するところがうまいかなー。ミイラとああ絡めてくるとは
思わなかったし。
終り方もすっきりしてる。推理小説であると同時に
ファンタジー小説な一面もあるけど、これはこれで面白い。
前作が気に入った方は是非これもどうぞ。
世界観が繋がっているわけではなく
登場キャラが一緒というのも
ちょっと違うような気がするんだけど
でも、シリーズ物らしい。
読んで行くと「ああ、こういう風に
繋がってるんだー」とちょっと感心できるかな。
図書館で本を探していた『私』は、いつのまにか別の世界へ
迷い込んでしまう。そこで『私』は『名探偵・天下一』と呼ばれ
さまざまな事件に巻き込まれて行くが、その世界は
本格推理の存在しない世界だった!…という作品。
いや、正直これだけ読んでも分からないと思うけど(苦笑)。
前作『名探偵の掟』と一緒に実際に読んでいただきたいと思う。
街に秘められていた謎は正直意外で、驚かされた。
次々起こる事件も、ありがちな事件ながら充分に楽しめる物だし。
あとは、最初の方で登場する「WHO DONE IT?」の文の
意図するところがうまいかなー。ミイラとああ絡めてくるとは
思わなかったし。
終り方もすっきりしてる。推理小説であると同時に
ファンタジー小説な一面もあるけど、これはこれで面白い。
前作が気に入った方は是非これもどうぞ。
アルジャーノンに花束を
2004年6月18日 読書
読み進めていってぼろぼろ泣いた。
途中のすごく哲学的な部分は
何度も読んでもよく意味が
把握出来なかったんだけど、でも
最後は本当に泣けた。
知恵遅れの主人公が「知能指数が高まる手術」を
受けて天才になるんだけど、賢くなった主人公はそれまで
子供のように信じていた幸せがもろくも崩れ去るのを感じてしまい
自分同様、手術で天才になったネズミのアルジャーノンと一緒に
逃亡するが…というお話。
以前ドラマにもなったんだよね…ドラマの方は見なかったんだけど
小説と何もかもストーリー同じなんだろうか。さすがに
そんなことはないかな…。
でも、これはドラマじゃなくて本で読んだからここまで
感動できたんだと私は思う。主人公の知能が変化していく、その
過程の書き方がすごく上手い。これを書いた人は天才だと思う。
気付かない方が幸せっていうことはあるのかなぁ、と思ってしまう。
賢くなったために、自分は決して愛されてばかりでは
なかったと気付いてしまう主人公。知能が上がれば幸せって
もんじゃないというのは、確かにそりゃそうだよなぁと
思ってしまうけど、でもそれでは気付かないまま愛されていると
信じ続けるのは果たして幸せだろうか。そう考えると
分からなくなってくる…。難しいなぁ。
とにかく、難しい話だけど感動する。最後の一文に
全てが込められてるなぁ…と言った感じ。
電車の中でちょっと…とかではなく、じっくりと1人で読みたい本。
途中のすごく哲学的な部分は
何度も読んでもよく意味が
把握出来なかったんだけど、でも
最後は本当に泣けた。
知恵遅れの主人公が「知能指数が高まる手術」を
受けて天才になるんだけど、賢くなった主人公はそれまで
子供のように信じていた幸せがもろくも崩れ去るのを感じてしまい
自分同様、手術で天才になったネズミのアルジャーノンと一緒に
逃亡するが…というお話。
以前ドラマにもなったんだよね…ドラマの方は見なかったんだけど
小説と何もかもストーリー同じなんだろうか。さすがに
そんなことはないかな…。
でも、これはドラマじゃなくて本で読んだからここまで
感動できたんだと私は思う。主人公の知能が変化していく、その
過程の書き方がすごく上手い。これを書いた人は天才だと思う。
気付かない方が幸せっていうことはあるのかなぁ、と思ってしまう。
賢くなったために、自分は決して愛されてばかりでは
なかったと気付いてしまう主人公。知能が上がれば幸せって
もんじゃないというのは、確かにそりゃそうだよなぁと
思ってしまうけど、でもそれでは気付かないまま愛されていると
信じ続けるのは果たして幸せだろうか。そう考えると
分からなくなってくる…。難しいなぁ。
とにかく、難しい話だけど感動する。最後の一文に
全てが込められてるなぁ…と言った感じ。
電車の中でちょっと…とかではなく、じっくりと1人で読みたい本。
表紙がシンプル・イズ・ベストって
感じだよね(笑)。なんかすごく
こういう表紙好きだ。
ある人気作家が殺された事件の手記を、
彼の幼馴染で童話作家と
事件を担当する刑事の2人が書き綴って行く形で
進行していく推理小説。
事件の犯人はすぐに分かるんだ、うん。犯人が判明したとき
思わず残りページ数を確認して「何だコイツは偽犯人か?」と
思ってしまったほどすぐに分かる
(ちなみに、こういう方法で犯人を特定しようとする読者は
性格が悪いそうだ)。
問題はその後。犯人は分かったものの、事件は謎だらけ。
1つ判明したと思ったらまた増えていく謎。
どうして人気作家は殺されたのか?
人気作家、幼馴染の童話作家、刑事。
彼らの過去に何があったのか?
童話作家と刑事が綴る『手記』に隠された罠とは?
次々と明らかになっていきながらも二転三転する真実は?
もーう、東野さんの作品ってどうしてこう一度読み出すと
止まらないんだろう。どんどん物語に引き込まれて行く感じ。
とにかく最後まで読んで、タイトルの『悪意』に実際に
触れて欲しい。呆然とするような、愕然とするような、
そんな馬鹿なと言いたくなるような、それでもなぜか
納得してしまうような、そんな嵐のような結末が待っている。
感じだよね(笑)。なんかすごく
こういう表紙好きだ。
ある人気作家が殺された事件の手記を、
彼の幼馴染で童話作家と
事件を担当する刑事の2人が書き綴って行く形で
進行していく推理小説。
事件の犯人はすぐに分かるんだ、うん。犯人が判明したとき
思わず残りページ数を確認して「何だコイツは偽犯人か?」と
思ってしまったほどすぐに分かる
(ちなみに、こういう方法で犯人を特定しようとする読者は
性格が悪いそうだ)。
問題はその後。犯人は分かったものの、事件は謎だらけ。
1つ判明したと思ったらまた増えていく謎。
どうして人気作家は殺されたのか?
人気作家、幼馴染の童話作家、刑事。
彼らの過去に何があったのか?
童話作家と刑事が綴る『手記』に隠された罠とは?
次々と明らかになっていきながらも二転三転する真実は?
もーう、東野さんの作品ってどうしてこう一度読み出すと
止まらないんだろう。どんどん物語に引き込まれて行く感じ。
とにかく最後まで読んで、タイトルの『悪意』に実際に
触れて欲しい。呆然とするような、愕然とするような、
そんな馬鹿なと言いたくなるような、それでもなぜか
納得してしまうような、そんな嵐のような結末が待っている。
Vシリーズ最終話。シンプルだけど
謎なタイトルだなぁと思ったけれど
内容はものすっごく衝撃的だった。
殺した後、死体をカラースプレーで
塗りたくる連続殺人。
Vシリーズの中でもとびっきりの
猟奇殺人だよ…と読みながらどきどきしていた。
結構序盤から犯人の目星がつくんだなぁ…と思っていたら
思わぬどんでん返しがあってびっくりびっくり。
名前のトリックなんかちっとも気付かなかった…。
でも、魔剣天翔の暗号文とトリック自体は同じなんだね。
しかし…紅子も七夏もずいぶん考え方が変わったなぁと
思ってしまった。これが森さん的の2人の成長なんだろうか。
それとも退化?どっちにしても不思議な方向に進んだと思う。
「3人で暮らせたら」とか考え出したときは仰天したもの。
そして登場した天才に…きゃーという感じ。
初登場から誰だか分かっちゃった(笑)。
でも、赤緑黒白が彼女の名前で、彼女のためにやったというのは…
それってあの天才さんが事件を指示したってこと?
あの宗教団体のおじさんが言ったみたいに?
さすがにそれはないよなぁ…ただ単に犯人が「こうしたら喜んで
くれるかなぁ?」ってくらいでやっちゃったのかな?
こんな小さい頃から事件にこっそり関わってたんだねー(苦笑)。
謎なタイトルだなぁと思ったけれど
内容はものすっごく衝撃的だった。
殺した後、死体をカラースプレーで
塗りたくる連続殺人。
Vシリーズの中でもとびっきりの
猟奇殺人だよ…と読みながらどきどきしていた。
結構序盤から犯人の目星がつくんだなぁ…と思っていたら
思わぬどんでん返しがあってびっくりびっくり。
名前のトリックなんかちっとも気付かなかった…。
でも、魔剣天翔の暗号文とトリック自体は同じなんだね。
しかし…紅子も七夏もずいぶん考え方が変わったなぁと
思ってしまった。これが森さん的の2人の成長なんだろうか。
それとも退化?どっちにしても不思議な方向に進んだと思う。
「3人で暮らせたら」とか考え出したときは仰天したもの。
そして登場した天才に…きゃーという感じ。
初登場から誰だか分かっちゃった(笑)。
でも、赤緑黒白が彼女の名前で、彼女のためにやったというのは…
それってあの天才さんが事件を指示したってこと?
あの宗教団体のおじさんが言ったみたいに?
さすがにそれはないよなぁ…ただ単に犯人が「こうしたら喜んで
くれるかなぁ?」ってくらいでやっちゃったのかな?
こんな小さい頃から事件にこっそり関わってたんだねー(苦笑)。
子供時代の記憶がない女性と
彼女の昔の恋人。2人が女性の
父がこっそり行っていた不思議な
家に足を踏み入れ、失われた記憶を
探し出そうとする物語。
主人公は男の方なんだけど、
てっきり男の過去に何かあるんだと思ってた。
タイトルがタイトルだし。
それにしても最初から最後までがっちり計算された伏線が
凄過ぎる…。これは読み出すと止まらない本だと思った。
衝撃の事実が判明したと思ったら、実はそれも真実ではなく
本当は…の嵐。
何気なく出てきたちょっとした事象が実は大きな意味を
持ってたりして、何度も前のページに戻っては文章を確認して
「ああ、なるほど!」と感心してしまう。
電気も水道も引かれていない謎の家が持つ意味、女性の
幼少時代に隠されていた大きな秘密、そして主人公が冒頭で
思い出す『昔住んでいた家』、すべてがすごく見事に
まとめられていて、読み終わってからすっきりした。
この「すっきり感」が感じられる推理小説っていいよなぁと思う。
彼女の昔の恋人。2人が女性の
父がこっそり行っていた不思議な
家に足を踏み入れ、失われた記憶を
探し出そうとする物語。
主人公は男の方なんだけど、
てっきり男の過去に何かあるんだと思ってた。
タイトルがタイトルだし。
それにしても最初から最後までがっちり計算された伏線が
凄過ぎる…。これは読み出すと止まらない本だと思った。
衝撃の事実が判明したと思ったら、実はそれも真実ではなく
本当は…の嵐。
何気なく出てきたちょっとした事象が実は大きな意味を
持ってたりして、何度も前のページに戻っては文章を確認して
「ああ、なるほど!」と感心してしまう。
電気も水道も引かれていない謎の家が持つ意味、女性の
幼少時代に隠されていた大きな秘密、そして主人公が冒頭で
思い出す『昔住んでいた家』、すべてがすごく見事に
まとめられていて、読み終わってからすっきりした。
この「すっきり感」が感じられる推理小説っていいよなぁと思う。
雨の日のネコはとことん眠い
2004年6月13日 読書
何だこのタイトルはと思うなかれ。
猫好きの人にはたまらない本なのだ。
猫を家で飼ってる人なら、雨の日に
猫がいかにもやる気なさげに
ごろーんと転がっている姿を
見たことがあるはずだ。普段は
すごく元気で暴れんぼうな奴なのに、何故かエサも食べに来ないで
ぐったりと寝てしまっていたりして…。
この本は、そんな何気ない猫の行動や仕草から猫の気持ち、
心理状態などを読み取ってしまおうという一冊。
「どうして猫は木から降りられなくなるの?」
「どうして猫が顔を洗うと雨なの?」
そんな小さな疑問も細かく細かく解説。この本を読みながら
我が家にいる猫をちらちらと何度も観察してしまった。
うちの猫も確かに雨が降ると途端にやる気をなくして
がっつり眠る。なるほどなぁと思ってしまった。
書かれている文章も面白いけど、挿絵の方もいろんな種類・模様の
猫が描かれていてとっても愛らしい。
猫を飼っている人、猫が好きな人は是非是非読んで欲しい。
猫好きの人にはたまらない本なのだ。
猫を家で飼ってる人なら、雨の日に
猫がいかにもやる気なさげに
ごろーんと転がっている姿を
見たことがあるはずだ。普段は
すごく元気で暴れんぼうな奴なのに、何故かエサも食べに来ないで
ぐったりと寝てしまっていたりして…。
この本は、そんな何気ない猫の行動や仕草から猫の気持ち、
心理状態などを読み取ってしまおうという一冊。
「どうして猫は木から降りられなくなるの?」
「どうして猫が顔を洗うと雨なの?」
そんな小さな疑問も細かく細かく解説。この本を読みながら
我が家にいる猫をちらちらと何度も観察してしまった。
うちの猫も確かに雨が降ると途端にやる気をなくして
がっつり眠る。なるほどなぁと思ってしまった。
書かれている文章も面白いけど、挿絵の方もいろんな種類・模様の
猫が描かれていてとっても愛らしい。
猫を飼っている人、猫が好きな人は是非是非読んで欲しい。
…ええと、大失敗やらかしました。
と言うのも、図書館で本を読む事が
多いのよ、自分。それで図書館でぱっと
この作品を見つけて借りてきてぱっと
読んじゃったのよ。
…未読の過去作品のネタバレが
どどんとありました(吐血)。
そりゃそーだわ。だってシリーズ物だもん、前作から順番に
読んでくれてるってこと前提に書かれてるんだもん。
あーあ、やっちまったよ…もう『六人の超音波科学者』読めない。
まあ、それはともかくとして、ですな。
シリーズ前作はともかくとして、番外編まで物語に絡んでるんだ。
あれは…なんだっけ?『地球儀のスライス』だったかな?
まぁ、あの短編は読んでなくても何となく練無関連の事実は
分かりそうだけど、読んでたほうがより楽しいんだろうな
多分。ナメクジ関連の事実も(何かこっちは微妙にとって
つけた感があるのは気のせい?)知っておいたほうがいいだろうし。
それにしても、最後の最後で実は部屋自体に仕掛けがあったのよー
って言われても、何か納得がいかない…。
与えられた条件の中でその事象が
成立する答えを必死に探してるのに
いきなり謎解きシーンで全く新しい条件が提示されても
何か…反則としか思えないのだ(汗)。
ひねくれてる私だからだろうけど、読者だって主人公達と
一緒に謎解きをしようと頭を働かせてるんだから、その読者に
最後の最後まで『部屋の仕掛け』という最も重大なヒントを
隠しておくのはどうかと思う。なーんかすっきりしないわー。
と言うのも、図書館で本を読む事が
多いのよ、自分。それで図書館でぱっと
この作品を見つけて借りてきてぱっと
読んじゃったのよ。
…未読の過去作品のネタバレが
どどんとありました(吐血)。
そりゃそーだわ。だってシリーズ物だもん、前作から順番に
読んでくれてるってこと前提に書かれてるんだもん。
あーあ、やっちまったよ…もう『六人の超音波科学者』読めない。
まあ、それはともかくとして、ですな。
シリーズ前作はともかくとして、番外編まで物語に絡んでるんだ。
あれは…なんだっけ?『地球儀のスライス』だったかな?
まぁ、あの短編は読んでなくても何となく練無関連の事実は
分かりそうだけど、読んでたほうがより楽しいんだろうな
多分。ナメクジ関連の事実も(何かこっちは微妙にとって
つけた感があるのは気のせい?)知っておいたほうがいいだろうし。
それにしても、最後の最後で実は部屋自体に仕掛けがあったのよー
って言われても、何か納得がいかない…。
与えられた条件の中でその事象が
成立する答えを必死に探してるのに
いきなり謎解きシーンで全く新しい条件が提示されても
何か…反則としか思えないのだ(汗)。
ひねくれてる私だからだろうけど、読者だって主人公達と
一緒に謎解きをしようと頭を働かせてるんだから、その読者に
最後の最後まで『部屋の仕掛け』という最も重大なヒントを
隠しておくのはどうかと思う。なーんかすっきりしないわー。
久しぶりに森博嗣さんの本を
読めたので、せっかくだから
レビューしておこう(笑)。
Vシリーズの作品なんだけど、作中に
SMシリーズの主人公、西之園萌絵が
登場する異例の作品。
うーん、やっぱり私SMシリーズの方が好きだな、と
読み終わってからぼんやり考えてしまった。紫子とかも
好きなんだけど、あのトークを文章にされると読みにくい?
それとも、ただ単に私が萌絵のテンポが好きなだけ?
(以下激しくネタバレ注意)
この作品の時系列は…うーん、他のVシリーズより20年近く
後っていうことでいいんだよね?犀川が助教授で登場するし…。
最初「西之園」って書かれたときはまた伯母様かしらとか
邪推してしまったけど、そんなことはなかったからやっぱり
考えられる可能性としては『時代が後』。
…だから今回紫子とか出てこなかったのかな、さすがに40過ぎて
あのテンションだったらちょっと問題だと思うし(笑)。
それにしてもエンジェル・マヌーバ…結局切ったのかよ!
一生懸命鎖を切らずに外す仕掛けを考えたのに…。
読めたので、せっかくだから
レビューしておこう(笑)。
Vシリーズの作品なんだけど、作中に
SMシリーズの主人公、西之園萌絵が
登場する異例の作品。
うーん、やっぱり私SMシリーズの方が好きだな、と
読み終わってからぼんやり考えてしまった。紫子とかも
好きなんだけど、あのトークを文章にされると読みにくい?
それとも、ただ単に私が萌絵のテンポが好きなだけ?
(以下激しくネタバレ注意)
この作品の時系列は…うーん、他のVシリーズより20年近く
後っていうことでいいんだよね?犀川が助教授で登場するし…。
最初「西之園」って書かれたときはまた伯母様かしらとか
邪推してしまったけど、そんなことはなかったからやっぱり
考えられる可能性としては『時代が後』。
…だから今回紫子とか出てこなかったのかな、さすがに40過ぎて
あのテンションだったらちょっと問題だと思うし(笑)。
それにしてもエンジェル・マヌーバ…結局切ったのかよ!
一生懸命鎖を切らずに外す仕掛けを考えたのに…。
横山光輝三国志大百科 永久保存版
2004年5月31日 読書
始めて「三国志」に出会ったのは
まだ小学生のころ。自宅の書架に
父親が読んでいた横山光輝三国志が
ずらーっと並んでいて、それらを
夢中になって読んでたっけ。
まだ難しい単語とかは意味が分からなかったけど、
漫画だから人物の表情やそのコマの雰囲気なんかで何となく
理解しながらずーっと読み進めていったあのころ。
劉備が正義の味方で曹操が悪役だと真剣に思い込んでたから
劉備三兄弟が死んでいったのは本当に呆然とした記憶がある。
中学・高校で世界史の授業で「魏・呉・蜀の三国が〜」とか
教科書に登場すると(でも三国時代って大体教科書だとほんの
数行なんだよね…)漫画の中の名場面とかがばーっと
思い出されてきてちょっと空想の世界に旅立ったりしてたし…。
日曜の新聞に故・横山光輝先生の記事が載っていたので
急にすごく三国志のレビューと言うか、思い出話が
書きたくなった。…先生死亡のニュース見たときは
本当に泣いたよ。『時の行者』も『伊賀の影丸』も父親の
影響でちょこちょこ読んでたし。でも私にとって一番大きい
作品はやっぱり『三国志』なんだと思う。今までも、これからも。
心より先生のご冥福をお祈りします。
ちなみに、個人的名シーンベスト3。
1・長坂橋仁王立ち(張飛)
2・赤壁の戦い全般(シーンじゃないよ…でも三万本の矢とか
苦肉の策とか孔明の祈祷とか曹操を見逃す関羽とか
大好きなエピソードがいっぱいあるので)
3・董卓の前で舞う貂蝉(貂蝉)
まだ小学生のころ。自宅の書架に
父親が読んでいた横山光輝三国志が
ずらーっと並んでいて、それらを
夢中になって読んでたっけ。
まだ難しい単語とかは意味が分からなかったけど、
漫画だから人物の表情やそのコマの雰囲気なんかで何となく
理解しながらずーっと読み進めていったあのころ。
劉備が正義の味方で曹操が悪役だと真剣に思い込んでたから
劉備三兄弟が死んでいったのは本当に呆然とした記憶がある。
中学・高校で世界史の授業で「魏・呉・蜀の三国が〜」とか
教科書に登場すると(でも三国時代って大体教科書だとほんの
数行なんだよね…)漫画の中の名場面とかがばーっと
思い出されてきてちょっと空想の世界に旅立ったりしてたし…。
日曜の新聞に故・横山光輝先生の記事が載っていたので
急にすごく三国志のレビューと言うか、思い出話が
書きたくなった。…先生死亡のニュース見たときは
本当に泣いたよ。『時の行者』も『伊賀の影丸』も父親の
影響でちょこちょこ読んでたし。でも私にとって一番大きい
作品はやっぱり『三国志』なんだと思う。今までも、これからも。
心より先生のご冥福をお祈りします。
ちなみに、個人的名シーンベスト3。
1・長坂橋仁王立ち(張飛)
2・赤壁の戦い全般(シーンじゃないよ…でも三万本の矢とか
苦肉の策とか孔明の祈祷とか曹操を見逃す関羽とか
大好きなエピソードがいっぱいあるので)
3・董卓の前で舞う貂蝉(貂蝉)
…最近東野圭吾さんの本しか
レビューしてないような気が
するのはきっと気のせいです(爆)。
三人称視点とピエロの人形の語る
一人称視点からなるちょっと
独特の雰囲気な作品。もちろん登場人物達は
ピエロの思惑なんて知らないから、彼(ピエロ)が
何を思おうが語ろうがお構いなし。
読者だけがピエロの目にした『事件のヒント』を彼の視点から
見つけ出すことができる…。
殺人事件の方も二転三転、最後の最後まで息をつかせない
ストーリーですごく楽しめたし。今作はトリックよりも事件に
関わった人々の人間関係を見守る方が面白いかも。
どうでもいい部分だけど気になったのは…車椅子でふかふかの
絨毯を進むのってすごく進みにくいんじゃないかな、と…。
いや、本当にどうでもいい部分なんだけど、誰か知っていたら
是非教えていただきたいです。「確かに進みにくい」とか
「そんなことない、全然気にならない」とか。
そして、結論。
…何もかも心の奥底に秘めるタイプの人が、一番恐いよね。
レビューしてないような気が
するのはきっと気のせいです(爆)。
三人称視点とピエロの人形の語る
一人称視点からなるちょっと
独特の雰囲気な作品。もちろん登場人物達は
ピエロの思惑なんて知らないから、彼(ピエロ)が
何を思おうが語ろうがお構いなし。
読者だけがピエロの目にした『事件のヒント』を彼の視点から
見つけ出すことができる…。
殺人事件の方も二転三転、最後の最後まで息をつかせない
ストーリーですごく楽しめたし。今作はトリックよりも事件に
関わった人々の人間関係を見守る方が面白いかも。
どうでもいい部分だけど気になったのは…車椅子でふかふかの
絨毯を進むのってすごく進みにくいんじゃないかな、と…。
いや、本当にどうでもいい部分なんだけど、誰か知っていたら
是非教えていただきたいです。「確かに進みにくい」とか
「そんなことない、全然気にならない」とか。
そして、結論。
…何もかも心の奥底に秘めるタイプの人が、一番恐いよね。
この方法で切り抜けろ!
2004年5月17日 読書
…どこまで本気にしていいんですか。
そんな感想が真っ先に頭の中に
浮かんでしまった。
タイトル通り、いろんなピンチを
切り抜けるための方法が載ってる
本なんだけど…あの…ねぇ。
「銃の早撃ち勝負に勝つには」とかは
まだネタとして読めるけど「媚薬を作るには」とか一部のネタは
本当に一部の危険な人に本気にされそうで心配。
いや、効き目があるとか信じてるわけじゃないの、ただ
文章の中に「媚薬には古くから愛液なども使われ〜」とか
あったからヤバイ人が思い込んだらヤバイんだろうなぁーって。
…最近友人がストーカー被害あってるからそんな心配が頭に
浮かぶんだろうけど、予想の遥か上をいく危険な人ってのは
いるからなぁ…少なからず。
あと「倒れてる人が本当に死んでるかどうか確かめる方法」とかは
リンチとかイジメに使われないか心配だったりする。
方法が具体的なんだよぅ…「脇腹を尖っている物で何回も突く」
とかさぁ…普通に脈を計ればいーじゃん、脈を!!
多分分類的には「空想科学」みたいなネタ本なんだろうけど
ちょっと読み終わってからの後味が悪かった…。
まぁ、私が心配症なだけなんだけど…。
そんな感想が真っ先に頭の中に
浮かんでしまった。
タイトル通り、いろんなピンチを
切り抜けるための方法が載ってる
本なんだけど…あの…ねぇ。
「銃の早撃ち勝負に勝つには」とかは
まだネタとして読めるけど「媚薬を作るには」とか一部のネタは
本当に一部の危険な人に本気にされそうで心配。
いや、効き目があるとか信じてるわけじゃないの、ただ
文章の中に「媚薬には古くから愛液なども使われ〜」とか
あったからヤバイ人が思い込んだらヤバイんだろうなぁーって。
…最近友人がストーカー被害あってるからそんな心配が頭に
浮かぶんだろうけど、予想の遥か上をいく危険な人ってのは
いるからなぁ…少なからず。
あと「倒れてる人が本当に死んでるかどうか確かめる方法」とかは
リンチとかイジメに使われないか心配だったりする。
方法が具体的なんだよぅ…「脇腹を尖っている物で何回も突く」
とかさぁ…普通に脈を計ればいーじゃん、脈を!!
多分分類的には「空想科学」みたいなネタ本なんだろうけど
ちょっと読み終わってからの後味が悪かった…。
まぁ、私が心配症なだけなんだけど…。
何だか最近無駄にレビュー書くのに
はまりました(自爆)。
短編集かー、と最初は軽い
気持ちで読み始めたんだけど
これは是非推理小説好きに
読んでもらいたいと私は思う。
作中で登場人物が「素」の状態になって『作者に文才がないから…』
とか『こんなんじゃ読者も納得しない』とか言い出すのが
凄く笑えてしまった。『今時こんなトリック…』とか言い出すし。
全部で12の章+αなんだけど、各章ごとに全く違ったトリックが
使われていてなおかつそれらにことごとく落ちがついてるのも
面白い。
でも、ダントツで余韻を残すのは最終章。あの結末は
納得行かない人もいるだろうけど、私はすっごく良かったと思う。
いい意味で裏をかかれたなぁっていう感じ。
何て言うか、気持ちいい騙され方?
推理小説ファンという方、是非一度読んでみてください。
はまりました(自爆)。
短編集かー、と最初は軽い
気持ちで読み始めたんだけど
これは是非推理小説好きに
読んでもらいたいと私は思う。
作中で登場人物が「素」の状態になって『作者に文才がないから…』
とか『こんなんじゃ読者も納得しない』とか言い出すのが
凄く笑えてしまった。『今時こんなトリック…』とか言い出すし。
全部で12の章+αなんだけど、各章ごとに全く違ったトリックが
使われていてなおかつそれらにことごとく落ちがついてるのも
面白い。
でも、ダントツで余韻を残すのは最終章。あの結末は
納得行かない人もいるだろうけど、私はすっごく良かったと思う。
いい意味で裏をかかれたなぁっていう感じ。
何て言うか、気持ちいい騙され方?
推理小説ファンという方、是非一度読んでみてください。
眠れないので書こうかな、と(自爆)。
初めて「ハガレン」を知ったのは
たまたま遊びに行った友人のアパートで
何となくつけたテレビでやっていた
アニメを見て。それから彼氏さんが
この漫画を読んでいることを知った。
私「この世界の人は両手を合わせると魔法が使えるの?」
彼「違う!」
…なんてとぼけた会話もしましたが(マテ)、最近時間があると
アニメを見るようになった(滅多にないけど…)。
何だか最近はエドの先生やらエドの手足を持つ子やら出てきて
何やら大変なんだね…というのは分かるけど
詳しいストーリーは良く分からない…(汗)。
彼氏さんも「最近アニメはオリジナルストーリーっぽいから
俺もよく分からん(汗)。まだ漫画には追いついてないと
思うけど…」とのこと。お金と時間に余裕が出来たら
漫画喫茶にでも行って1巻から全部じっくり読んでみようかな…。
初めて「ハガレン」を知ったのは
たまたま遊びに行った友人のアパートで
何となくつけたテレビでやっていた
アニメを見て。それから彼氏さんが
この漫画を読んでいることを知った。
私「この世界の人は両手を合わせると魔法が使えるの?」
彼「違う!」
…なんてとぼけた会話もしましたが(マテ)、最近時間があると
アニメを見るようになった(滅多にないけど…)。
何だか最近はエドの先生やらエドの手足を持つ子やら出てきて
何やら大変なんだね…というのは分かるけど
詳しいストーリーは良く分からない…(汗)。
彼氏さんも「最近アニメはオリジナルストーリーっぽいから
俺もよく分からん(汗)。まだ漫画には追いついてないと
思うけど…」とのこと。お金と時間に余裕が出来たら
漫画喫茶にでも行って1巻から全部じっくり読んでみようかな…。