前作が図書館でどうしても見つからなくて
シリーズ最終作のこれから
読み始めてしまったんだけど、それでも
すごく楽しめた作品。

しのぶ先生の行動や考えがすっごく
ハチャメチャなんだけど、でも自分の
教え子をすごく大事にしてるんだなって
いうのが分かって、何だかいいなーって
思ってしまった。こういう先生に会いたかったなー、と。
教え子達と先生の関係がまるで友達みたいで、軽口を言い合ったり
家に遊びに来てはちゃっかりいろいろご馳走になったり、
こういう付き合い方が本当に羨ましいと思う。

日常のほんの些細な出来事から事件を推理していく方法も
ベタなんだけど展開がとっても面白くて引き込まれるし。
登場人物の関西弁もテンポの良さに拍車をかけてるんだろうなぁ。

とりあえず、この短編集の中で一番好きなのは
「しのぶセンセの上京」。家族について大人とは全く違った視点で
考えて行く子供の姿がすっごく健気だった。
救いのある終わり方も読んでてホッとしたし。
これが最終作なのが残念。前作もどこかで見つけて読みたいなぁ。

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