顔 (下)

2004年9月10日 読書
やっと完読。

なんか予想もしていなかった
展開の連続って感じで
びっくり。
上巻の最後であれだけ大活躍だった
ムーディー探偵がいきなり
殺されるとは思ってなかった…好きなキャラだっただけにショック。
患者の中に存在した『犯人の関係者』にはすぐにピンと
来たんだけど、警察の方の『関係者』は分からなかったしなぁ。
ラストも主人公と犯人の直接対決になるとは思わなかったし。

結局、人の精神なんて弱いもので、誰がいつ何がきっかけで
どんな心の病になってしまうか分からないもんだなぁ。
誰だって何か1つぐらいは心の中に『爆弾』を抱えてるのかなぁ。
読み終わった後ちょっとだけ鬱になってしまったり。
ラストに書かれている『文明はひび割れやすい薄っぺらい
ベニヤ板なのだ〜』という文章が、作品全体に描かれている
人の心の弱さを更に強調している風に感じられたかな。

やっぱりミステリーと言うよりはサスペンスな1作だと思うけど
かなり面白かった。これからちょこちょこシドニィ・シェルダンの
作品に手を出してみようっと。

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