実はスティーヴン・キングの本を
読むのはこれが始めてだったり。
図書館で何となく目にとまって
試しに借りて来てみた。

大学に通っていた主人公は
実家の母親が脳卒中で倒れたという電話を受け、
急遽ヒッチハイクで実家に帰ろうとする。真夜中に墓地の側で乗った
1台の車、その中で彼は恐ろしい決断を迫られる…という話。

ホラー小説としていい意味で
読者を裏切って行くなぁと感心。主人公と同じでいつ死ぬか
いつ死ぬかとどきどきしながら読み進めて行ったら…
ああ、なるほどなぁ、という感じ。
あと、墓石に書かれていた(ように読める)『後悔先に立たず』も
作中ですごく効果的に使われていたと思う。
この文章が読者をいろんなところで深読みさせる効果に
つながってるんじゃないかなぁ、と。

あとがきで知ったんだけど、これインターネットに掲載されてた
ネット小説だったらしい。ほぉーと思ってしまった。
何となく、まだ両親が生きてるうちにこれを読めて
良かったかもと思ってしまった作品。いや、特にそのこと自体に
深い意味はないんだけど、なんとなく。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索