名探偵の呪縛

2004年6月24日 読書
『名探偵の掟』の続編?の作品。
世界観が繋がっているわけではなく
登場キャラが一緒というのも
ちょっと違うような気がするんだけど
でも、シリーズ物らしい。
読んで行くと「ああ、こういう風に
繋がってるんだー」とちょっと感心できるかな。

図書館で本を探していた『私』は、いつのまにか別の世界へ
迷い込んでしまう。そこで『私』は『名探偵・天下一』と呼ばれ
さまざまな事件に巻き込まれて行くが、その世界は
本格推理の存在しない世界だった!…という作品。
いや、正直これだけ読んでも分からないと思うけど(苦笑)。
前作『名探偵の掟』と一緒に実際に読んでいただきたいと思う。

街に秘められていた謎は正直意外で、驚かされた。
次々起こる事件も、ありがちな事件ながら充分に楽しめる物だし。
あとは、最初の方で登場する「WHO DONE IT?」の文の
意図するところがうまいかなー。ミイラとああ絡めてくるとは
思わなかったし。
終り方もすっきりしてる。推理小説であると同時に
ファンタジー小説な一面もあるけど、これはこれで面白い。
前作が気に入った方は是非これもどうぞ。

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